FRONTERのマザーボード交換

電源が入らなくなったFRONTERのピューターが送ってきました。「データが欲しいのでできれば修理してほしい、ダメならデータだけでも復旧してほしい」との事です。

1.早速分解して検査します。ハードディスクは生きています、データも取り出しが可能です。ハードディスクの状態は良いようなのでマザーボード交換できれば、今までの環境通り使うことができると思われます。

マウスコンピューターの内部
マウスコンピューターからハードディスクを取り外したところ

2.使われているマザーボードはECSのH81H3-M5です。第4世代のCPUでLGA1150です。当然ながら古いマザーですので新品は手に入りません。第4世代のCPUが使える機種でASUSのB85M-Gというマザーが見つかりました。

3.このASUSのB85M-Gはデータはドライバーをインストールすればデータはそのまま、環境もそのままで使えることが判明しました。

代替えB85M-G
ACSのH81H3からASUSのB85M-Gと取り換え

4.実際に交換するとき、CPUファンも悪かったので、新品と交換します。USBやファンの端子等は同じです。おまけに最近はフロントパネルの端子も同一なのでそのまま差し込むだけでOKです。1時間もかからす、修理が完了しました。

認識しないSony USBメモリー USM8GUのデータ復旧

パソコンに刺しても全く反応しないSonyのUSBメモリーUSM8GUが持ち込まれました。

コントローラーが壊れていると思われます。

1.壊れたUSBメモリーから慎重にメモリー部のみを取り外します。

SONYのUSBメモリーUSM8GUのメモリーを取り外し
SONYのUSBメモリーUSM8GUのメモリーを取り外したところ

2.復旧機にかけてデータを取り出します。・・少々の論理エラーはありましたが修復し100%取り出しに成功しました。

所要時間3時間でした。

NEC LaVie LS150/Dのデータ復旧

NEC LaVie LS150/Dが起動しないと持ち込まれました。
「修復しています」から前に進みません。ということでハードディスクを本体より取り出して検査します。

NEC LaVie LS150/Dのハードディスクを取り出します
NEC LaVie LS150/Dのハードディスクを取り出した状態

1.ハードディスクを検査します。他のパソコンへ直接接続してBIOSで確認・・・認識しています。

2.通常起動します。・・・接続した不良ハードディスクのせいでパソコンが起動しません。・・・レベル3の状態です。

3.復旧機に掛け、状態を確認・・・パーティション崩壊、リードエラー多数

4.状態がよくないので慎重にエラーをスキップしながら全領域コピーします

5.コピーした正常なハードディスクから全領域スキャンしながらデータを構築し復旧しました。

2日ほどかかりましたが、お客様が納得いく復旧ができました。

 

グリーンハウスPicoDrive8Gの首折れUSBメモリーデータ復旧

完全に本体と接合部が分離したグリーンハウスPicoDrive8GのUSBメモリー郵送で送ってきました

基盤とカバーを分離
グリーンハウスの8GUSBメモリー(GH-UFD8GN)パッケージから基盤を取り出したところ

1.丁寧に本体から基盤を取り外します。

2.幸い折れた部分は基盤ではなく、接合部分ですので、半田と余分なバリを除去します。

3.専用の部品と基盤を接続して、USB延長コードを介して復旧機への接続を行います。

4.通常通り何のエラーもなくデータ復旧100%出来ました。

今回は、パソコンの電源がONの状態で首が折れたのではなく電源が入ってなかったから100%復旧できたと思います。電源が入っていて首が折れると論理障害から物理障害へ発展する可能性が大きいです。

Westandigitalの外付けハードディスクのデータ復旧

パソコンからアクセスできなくなったウエスタンデジタルの3Tのハードディスクが持ち込まれました。早速検査をします。

Westandigitalのハードディスク分解
Westandigitalのハードディスク分解からのデータ復旧

1.検査した結果パーティション障害です。アクセスできません。状態も悪くリードエラー多数です。壊れかけています、レベル3の危険な状態です。

2.壊れる前に、丸ごとコピーをします。コピーに時間はかかりましたが、うまくコピーできました。

3.コピーしたハードディスクからデータの復旧を実施します。パーティション、フォーマット形式も確認できないため、全領域(3T)のスキャンを実施します。時間がかかりますね。

4.結果、時間はかかりましたが、ほとんどのデータを復旧できました。